悟りを独自の世界観で表現する苫米地英人氏

この人実は悟ってる

苫米地氏の書籍を読み始めたのは5年以上前になりますが彼の本を読み進めていく時、これは実は悟っているのでは?という疑問が湧いてきました。彼は脳科学の権威で全てを脳科学的に表現してますが実は人間の悟り方を伝えています。大乗仏教では人間の欲を肯定しながら悟りに導くという方法を取り入れますがまさに彼の理論がそれです。大きな目標、ゴールを設定しそこに向けて自身のコンフォートゾーンをシフトさせ続けていく。大きな目標とは自己実現、自己超越的な目標レベルにまで持っていき最終的には悟りの観点にまで昇華するというモノです。悟りという言葉は出てきませんが彼の本意はそこにある気がしてなりません。

自我をコンフォートゾーンで表現

彼は自我をコンフォートゾーンという言葉で表現しますがこれがまた見事です。下手に自我を悪者扱いするのではなくこの心身を永続させるためのプログラムであると表現します。まさにその通り、自我とは自己永続プログラムでありそこに悪意は全くないのです。ただ自我、コンフォートゾーンに取り込まれると退屈、苦しい、つまらない、孤独、、あらゆる負の感情が湧き続けていきます。これもまた事実です。彼は大きなゴールを設定することで無我に入り、、自我の制限を外してしまう方法を彼独自の理論で展開していきます。

情動すらも遊びになると、、

いづれ人間の情動は娯楽になる、、、このように解説します。これはまさに負の感情観察を遊びにするということ、、、負の感情が湧いてきても全く気にならなくなる、、それを脳の発達で表現します。前頭前野を発達し続けることで情動が湧いても理性的に処理できるようになるということです。情報を取り入れ続けることで前頭前野を刺激し続け自然とそうなるというのが彼の理論です。悟りを脳科学で解明した世界初の人材ではないでしょうか。

ゴールを自己超越

彼の理論の肝はゴール設定です。今いる環境では絶対に達成できないようなゴールを設定しましょう。ということです。これ自我の枠を外させる方法です、自我は今の自我ができることだけをやらせることで自我の存続を維持しますがそこから真っ向から反対します。ですがそれもゴールということで決して拒否反応が出ないようにしています。自我を拒絶するではなく自我を肯定しながらいつの間にか自我を消滅させてしまう、、ゴールは自己超越であり自我を完全に理解した人の応用であることは直ぐに理解できます。大きな目標を前にした時に我の出る余地がない、、、我を無視する、、我を消滅させる、、、自己超越。。。

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