子供の頃はこれが夢だと覚えていた

子供はなぜ深刻ではないか?

祖父の葬式、祖母の葬式、、、こんな時でも小さな子供は一切空気を読まず楽しそうにしています。重苦しい空気を逆に不思議に思いながらも、むしろそれにも気づかずに遊び周ります。子供には理解ができないのです、この夢の中で深刻になるのが。目の前に広がる世界は幻想、夢であり深刻に慣れる要素は実はありません。だからこそ大人が深刻な顔をして将来を心配するその姿にピンとこないのです。ですがそんな子供も7歳ぐらいになる頃にはすっかりとその事実を忘れこの自称現実社会にどっぷりと浸かってしまうのです。その頃から子供の顔からは無邪気さが抜け重くなっていきます。大人の顔になっていきます。

深刻になるためには目の前の現象が絶対的真実だと思い込む必要があり、それには7年間を要する

これはワンネス、大いなる一つが見る夢です。そこから人間としてこの世に誕生するわけですが赤ちゃんと呼ばれる時期にはそのことをしっかりと覚えています。深刻になるという感覚をどうしても理解できません、勿論犬が怖い、大人が怖い、、、など心身の危険が迫った時には恐れを抱くでしょう。ですが絶対的深刻さは子供にはないのです。そこから子供は言葉をお覚え、知識を吸収することでこの夢にどっぷりと浸かり始め分離感覚を強固にしていきます。つまり分離を絶対視する、夢ではなく現実と呼び始めます。

自我が完成すれば大人、サバイバル能力は高まるが深刻さも高まる

夢であるのも関わらずこれを現実であるとハッキリさせるのは多くの知識が必要になります。知識を得ていくことで少年、少女は大人になり、、夢を現実と錯覚できるようになるのです。そしてその方がこの夢の中ではサバイバル能力が優れていきます。自分は自分、他人は他人、人を一切頼らない、頼れるのは自分だけ、、、強烈な分離意識は強く生きることはできますが同時に不足感、孤独感、欠落感を生み出し続けます。自身(ワンネス・完全・完璧・至福)がこの心身こそを自分と勘違いすれば不足感が湧いてくるのは当然です。

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