自身が海だったと気づいた時に生まれてきた時はそうだったと気づく

海だった時を忘れているだけ

自身を海ではなく波だと勘違いし続けていてもいずれは自身が海であることを再認識する時は訪れます。本当は海であるわけだから勘違いし続ける方が無理があるのです。もちろんこの勘違い自体を海が行なっているわけですから無理がないと言えばないのですが。どちらにしてもこの大いなるジョークが解けた時に海に戻るわけです、海が海に戻るわけですからそれは感動であると同時に当たり前の感覚に戻ると言うことになります。

海上の波と同様に止まれば波は消えてしまう

波が自身を海であると再認識するために物理的に行うべきことがあるとしたら止まることです。波は止まってしまえば海に戻ります。これは人間も同じで止まってしまえば大いなる一つに戻ります、人間が止まるのは何を止めるのか、それが思考です。思考を止めるとそこには海が広がっています。思考、行動を止めた時に広がる世界それは海、大いなる一つ、存在です。

人間がこの幻想ゲームの中で動き続ける理由

人間がこの幻想ゲームの中で日々慌ただしく動き続ける理由は、このゲームに留まり続けるためです。止まってしまったら波が海に戻るように、人間もワンネス、存在に戻ります。思考を使い続けなければ人間は存在に戻ります。無我で居続ければ自我は無我に戻ります、無我が自我を解体します。自我は自我を存続し続けるために次から次へと思考を必要する行動を取り続けるのです。波が波であり続けるためには動き続け、人間も自我が自我であり続けるために思考し続けます。

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