クリスタル

映像

ここに一つのクリスタルが存在します。このクリスタルに光が貫通した時そのむこうに映像が写りました。それがこの現実と呼ばれる世界です。その現実を眺めてみるとその現実と呼ばれる映像は動いています。その映像は毎秒毎秒変化し続けています。これが現実と呼ばれる存在です。クリスタルは微動だにしませんがそこを貫通する光が映し出す映像は移り変わっているのです。

その中に

その映像の中心にはつねにこの体が写りこみそれを「私」「自分」と呼ぶことが起こりました。これが人生と呼ばれる現象です。移り変わる映像の中には常にこの体が映り込み「自分」「私」と呼ばれる現象が起こり続けます。時間、空間があるという思考概念が現れます。重要なことそれはクリスタルは微動だにしないということです。映像は変化するがクリスタルは何も起こっていません。

ふと気づくと

ふと気づくと全く違う方向からもクリスタルに光が貫通しその先に全く異なった映像が映り込みます。その映像の中心にも体が映り込み「私」「拙者」「I」「我」と呼ばれる現象が起こっています。注意深く見れば何億という光がクリスタルを貫通しその先には映像が映っています。微動だにしないクリスタルに何億という光が貫通しその先には体を中心とした映像が映り込むのです。

その全てが

その全ての映像は移り変わりそこには時間空間があるように見えます、実感されます。そしてそこには自分という存在があるように実感されます。何億という人生ドラマがあるように写りますが実際にはたった一つのクリスタルに光が投影され全く異なった映像が映し出されているのです。映像元のクリスタルは微動だにしないことからそこには時間、空間は存在しないのです。ただし映り込む映像は変化変遷するのでそこには時間空間があるような感覚が生まれます。