現れては消える現象が真実を掴む????

「私」が真実を掴む????

私とは現れては消える現象です。何かに夢中になれば消える現象です、ラーメンを食べた瞬間に「私」って消えてますよね???スポーツに夢中になった瞬間に「私」って消えてますよね????いつでも消えるその「私」が究極のリアリティであるいまここを発見するって構造的に不可能なのです。「私」とは今思い起こす現象です。

真実には常に触れている

いまここは真実です、、いまここは真実しかありません、、、思考はいまここでまさに起こる真実の一つです。ですが思考が映し出すビジョンは真実が起こす花火のようなもの、、夢のようなもの、、です。思考が映し出す映像を真実だと捉えることで「苦しみ」が同時に起こります。思考とは真実が作り出した、、文字の並び、音の並びでしかなく、、その音の並びを映像化したのが、、、夢です。この夢と今ここという究極のリアリティが混在しているのがカオス、混沌と呼ばれる人間社会です。

呼吸法でカオスをカオスと気づく

呼吸法をしていきますと、、景色が変わっていきます。それまで曇っていた景色が曇っていたんだと気づきます。音が鮮明になり、、今までがノイズによって消し去られていたことに気づきます。現れる現象がはっきりと変わることで、、そうだ、、、「俺って本当は居ないんだな」というのがぼんやりと分かるようになります。「私」「俺」「自分」にリアリティを感じなくなっていくのです。むしろ見えるこのテーブル、植物、音にリアリティを鮮明に感じるようになります。リアリティが迫ってきます。リアリティが「私」を追い込み消し去りにかかるのです。

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