空だという認識が時間と空間を消し去る

雲ではなく空ならば

もしも私の本質が雲ではなく空であるという認識に切り替わりますと、、もう時間という概念は消え去ります。なぜならば空は一ミリたりとも微動だにしない存在であり、、時間がもしもあったとしても全く同じ状態が続くだけになるからです。その状態で時間という概念は消え去るわけです。さらに空間という概念も消え去ります。なぜならば雲は変幻自在に移り変わるので雲の大きさに応じて毎瞬ごとに空の大きさも変わるわけです。空間という一定の大きさという概念は空の前では崩れ去るのです。

徐々に起こるパラダイムシフト

私たちはあまりに長い期間この体この思考を自分自身と捉えてきたがゆえに、、このパラダイムシフトは簡単には起きません。常に記憶からあらゆる事件やストーリー過去の友人等との人間関係が思考として湧いてきてこの私を保持しようとします。記憶が自我の保持に強力にことを起こすのです。何かを思い出した瞬間、それは間違いなくこの私と誰かのストーリーであり再びドラマに引きずり込まれるわけです。過去とはこの自我の絶対的存在肯定です。

ああやられた、こうやられた

特に被害にあったという感覚は自我を強烈に再生させます、悔しかった、むかついた、怒り、後悔の感情は、、自分の存在を思い出させるのは効果的でしょう。だからこそあらゆる悔しい記憶が起こり自我の存在を強烈にアピールするのです。この手口に気づきましょう、気づけばそこに引きずり込まれなくなっていきます。

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