蜃気楼は確実に見える、だが実在はない

ハッキリと見えるのに実在しない

人間は視覚を誤解しています。蜃気楼はその良い例で確実に見えるにも関わらずその場所に行くと何もありません。蜃気楼は光と気温などが原因で発生するようですがこの事実を甘く見ています。今人間が見ている世界がもしも蜃気楼のようなものだったら、、確実に触れる、、だから実在するも間違い。確実に匂いがする、、だから実在するも間違い。確実に聞こえる、、、だから実在するも間違い。五感で確実に感じるものは実在すると言うのであれば蜃気楼の説明がつきません。我々が見ている世界、触っている世界、嗅いでいる世界、聞いている世界、、これらは五感が確実に認知しているから存在していると言うのは乱暴な考え方です。

見えるし、触れるし、聞こえるし、温度もある、、だから実在するはおかしい

五感が確実に感じることは実在すると言う考え方は乱暴な考え方です。視覚で感じても実在しないがあるわけですから五感全部で感じても実在しないはあり得るわけです。我々は五感で感じれるものは実在すると言う大前提で理論を組み立てていきますがこの理論は稚拙すぎるのです。マトリックスでも有名なセリフ「五感で感じることが本当だと思うならそれは嘘だ、脳の電気信号にすぎない」まあこれはその通りです。五感とは脳の電気信号ですからここを操作すれば人間は何でも実在していると錯覚できるのです。これが夢だということを否定できない事実です。全てがより緻密な蜃気楼だったら、、、あなたの友人も親もパートナーも会社の同僚も触って喋って、匂えるような蜃気楼だったら、、あなたはこれを実在すると必ず錯覚するはずです。

昨日見た夢を思い出してください

あなたが毎晩見る夢で、、もしも高級フレンチに行ったならばそこでは心地よい音楽、舌触りの良いステーキ、深みのあるスープ、香りの良いワイン、、全てを感じるはずです。夢の中なのに五感全部でフレンチを楽しむはずです。もしも夢の中で極寒のシベリア探検隊に派遣されたならば、そこでの猛吹雪、肌を凍らすような気温、空腹感、暗さ、、全ての五感を通じて厳しいさを味わうはずです。人間が見る夢ですらここまでリアルに味わうことができます。これがワンネス、大いなる一つが見る夢だったらそれ以上のリアリティーある夢を創造できないはずがありません。人間という登場人物が見破れるような夢であるはずがありません。

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