他人を変えたいも、自分を変えたいも無駄に終わる

他の波を変えることも自身の波を変えることも無意味

海であることを忘れた波である自分自身を変えることもやはり忘れている他人(波)を変えることは無意味です。多くの自己啓発本では他人を変えるのは不可能だから自分を変えましょうと唱えます。ですがこの自分自身というものがそもそも勘違いの存在ですからそれをさらに変えるってほぼ無理ゲーです。自分自身が確実にあるという大前提で世の中では自分を変えようと唱えますが、その自分自身が本当はいないのですからこれは大問題です。

自分を変えるのではなく自分を理解することに専念する

海であることを忘れて波として生活し、おそらくほとんどの方は自身が海であったことを思い出さずに人生を終えます。その間理想の波になろうと四苦八苦しますがその努力はほぼ失敗に終わります。なぜならば勘違いした存在(波)を変えるって意味不明なのです。そして変える目的は何かと言えば幸福になることです、幸福になりたいという感情の大元は湧いてくる不足感を解消したいから。その解決方法が自分を変えるというわけです。

汝自身を知れ

世の中の全ての問題は全てここに帰結されます。「汝自身を知れ」自分自身(海)を勘違いすることから(波)この波物語はスタートしますがこの物語は勘違いからスタートしていますから苦がデフォルトなのです。ここを理解しないで自分(波)を変える、他人(波)を変えるに執着すれば苦しさは倍増していきます。相手に何かを要望したり、変化を提案すること自体は何も問題ありません、ですが変わらないことに悩むのは無駄に終わります。それは変わる=幸福とは何も関係ないからです。

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