海であることを忘れた波は常に忙しい

何もしていないと思考がグルグルと周りだす

思考とは波特有のエネルギーです。感情も波特有のエネルギーです。波が波であり続けるためには自分は海ではなく波だと勘違いし続ける必要がありますからこの思考と感情が常に頭の中でグルグル回ることになります。感情も思考も何も湧いてこなかったら自身を波だと勘違いし続けることができません。そのため思考は延々と湧いてきて思考する、ゆえに我ありと思い続けるのです。

その状態が苦しくなってくると人は何かをしたくなる

この思考がグルグル回っている状態が苦しいため、人は友人とのお喋りや、TV番組に耽ったり、読書、漫画、スポーツ、旅行とあらゆる娯楽に逃げるのです。娯楽に興じている時はこの思考のグルグルから逃げることができるからです。自身を波であると勘違いしている以上不足感、欠乏感が常に襲ってきますからいかにこの不足感、欠乏感から逃げるか、目を背けるかが重要になるのです。ですが思考を使って逃げ続けていても不足感、欠乏感の恐れから本当意味で逃げ切ることはできません。

波の欠乏感、不足感と向き合うことで無心になる

何かに集中すること、無心になることで海を思い出すことができる人は海の安堵、安心、歓喜を知っている人です。そのような人は波の欠乏感、不足感と向き合う準備ができています。波の欠乏感、不足感とは何かを見つけるためにこれと向き合う、そこと向き合うことに無心になることで波のカラクリ、波の誤解、波の錯覚を見抜くことができます。そこから生まれる安心感、安堵、歓喜を発見できます。書道、剣道、柔道など所作に入り込むことで無我に入れるならば次は欠乏感、孤独感、不足感と向き合うというチャレンジが楽しくなります。

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