双対から絶対へ

双対とは「自分」が居る世界

双対とは「自分」が存在する世界のことです。自分がいて自分以外がいるという世界です。全体から「自分」がくり抜かれそれ以外が同時に生まれました。これによって自分が自分以外を見る、触る、嗅ぐ、味わう、という体験が生まれるのです。ですがこれは思考が発達しこの自分が居るという認識が生まれることで起こりました。体、思考、感情を自分であると認識することができるようになり、結果それ以外を認識するという体験が生まれたのです。双対の世界では基本「自分」は外に対し関心を強く持ちます。五感もそのようにできています。

絶対とは「自分」が消えた世界

絶対とは「自分」が消えた世界です。自分が消えるとはどういう意味か?そもそも自分が後付けて形成されたものですからそこを理解したら自分は消えてなくなります。人間はいつしかこの思考を自分であると勘違いしうるようになりこの宇宙空間から自分を切り抜きました。ですがこれは思考が大きく関わっておりこの思考がなければそのような認識を作ることはできません。このメカニズムを理解することで「自分」をアンインストールすることができるのです。「自分」をアンインストールするとそこには全体しかなくなりそこが絶対の世界です。

変化する絶対(色)と変化しない絶対(空)

この世界は変化する絶対である色と変化しない絶対である空で形成されています。空がなければ色は生まれず、色がなければ空は存在できない。この二つは一つです。色と空は一つです。これがノンデュアリティー、悟りです。我々が通常使う個人とはこの色の世界の中に個別意識、分離意識を作り色の世界を彷徨う体験をしていることになります。

(Visited 2 times, 1 visits today)