海であることを忘れた波は他人を攻撃する

他人を攻撃することで自分が大きくなったように感じたい

海であることを忘れた波は自身が非常にちっぽけな存在に感じますから人を攻撃することで大きくなったような感覚を手に入れようとします。ネットなどで芸能人を誹謗中傷するのを日常にしている人々は他人を攻撃することで一時的に自分(自我)が大きくなったと喜んでいるのです。ですがそれは錯覚ですからいずれ元の大きさに戻ります。そうなりますとまた他人を攻撃して自分を大きくしたいという衝動に駆られていきます。

他人を攻撃して撃ちまかせた瞬間に自分が大きくなったように感じるメカニズム

他人を攻撃して相手をコテンパに打ちまかせた瞬間自身の自我は大きくなったような感覚を覚えます。相手の自我よりも自身の方が大きい、強いと錯覚をすることができます。ですがそもそもが広大無辺な海である存在が相手に勝ったぐらいでその大きさには到底及ばないですからその大きくなった感覚はやがて虚しさにとって変わるわけです。なぜこれまで戦争が世界中に溢れていたかと言えばこのような集団的自我の働きによるものです。

人間がギャンブルや勝負事が好きな理由は自我の衝動

ギャンブルがこれほどまでに人間から人気があるかと言えば人間の勝負欲求にはこのような自我の働きが隠れているからです。そしてギャンブルはさらに勝負に自然と熱中できることで無心になれるという特典があります。そのため人はより無心になれるようによりハイレートなギャンブルにハマっていくのです。より綺麗な女性に勝負を挑む、よりハイスペックな男性を落とそうとする、、、など人間の勝負欲求は自我の巧妙な仕掛けによって成り立っているのです。

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