老人になると楽になる理由

悩むのはいつも若者

自分とは全体から自ら分かれた存在です。分かれたというのは錯覚ですから錯覚を起こし続ける必要があります。それには常にこの体の中に自分が居るという思考が必要になります。この思考が湧いてこないと自分の体の中に自分が居るという錯覚を維持できません。若者はエネルギーが溢れていますからこの思考を取り込むエネルギーも強烈、その分孤独感、分離感、虚無感も強くなっていきます。そしてこの感情を他人事には到底できません。だからこそ若い時期は大いに悩むのです、そこまで悩まなくてもというぐらいに悩みます、それはエネルギーが在るが故です。

不足感を解消しようという衝動も大きくなる

若者が不足感を解消するために学校のガラスを破る、モヤモヤした虚無感を解消するために非行に走る、、これが無くなることはないでしょう。悩む感情も大きければそれを解消しようとするエネルギーも大きくなります、手段選ばず解消に向きます。老人になるとこのような悩みも、そしてそれを解消しようという衝動も少なくなるのは当然なのです。エネルギーがあるということは悩みも行動もエキサイティングになっていきます。

受験勉強、部活動が忙しくなるのはそれを発散させるため

中学生になると部活動が忙しくなったり、受験競争が激化しますがこれって非常に合理的です。エネルギーを生産性のあることで発散させておかないとその分悩み、衝動的な行動をしてしまいます、若者は。国の教育機関がそこを理解してそうしているかは不明ですが実際には受験や部活には発散には最適です。そこから就職活動、婚活、妊活、子育てと、、、エネルギーを発散できるチャンスが年齢別に用意されているのは自分劇場の面白い要素です。

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