神はなぜこんな夢を作ったのか?

神のこの悪趣味はなぜ起きたのか?

これは夢です、神が見る夢です。色即是空、空即是色という言葉が般若心経というお経にありますが空が神、色が夢です。これは夢ですがなぜこんな夢を神が作ったのか?ということになります。結論から言えば完璧、安堵、平和そのものである神が違う形で完璧、安堵、平和を体験したかったということになります。いやいや、この夢において完璧、安堵、平和などどこにあるのか?どこを探しても不安、危機、戦争、争い、災害しかないではないか?ということになります。そんなことはありません。不安を解消できた時、危機を克服できた時、戦争を回避できた時、争いを解消できた時、、、その一瞬それが訪れます。そうです、この夢は神が一時的神を人間を使って体験するという機会なのです。

神は神ゆえに神を体験できない

神は神ゆえに神の偉大さを知りません。そこで神はこの夢を作り人間を創造しそれに成り切ることで縮小体験、極弱体験、弱小体験をしたわけです。全知全能の神が無知無能の人間になってこの夢物語を逞しく生きるという夢を設定しました。人間は神に比べて最弱であるがゆえに神は不足感の塊、フラストレーションの塊になります。人間とは基本ストレス塗れなのです、だからこそ幸福になりたい、成功したい、豊かでありたい、人気者でありたい、、、と無限の欲求が湧いてきます。そんな神は何かを達成した瞬間だけは神に戻れます、目標を達成した瞬間自身は人間であるという意識がなくなり神になります。こうして人間は目標を達成していきなりながら神という感覚を思い出していくのです。人間に扮した神は徐々に神にであることを思い出していきます。

神→人間→神

人間という独立した存在がこの夢には実在しません。夢の中に実在した存在は皆無です。ですから今見ている現実とは全てが幻想です、この体も全部幻想です。夢ですから。ただし神というものが人間こそを自分自身と勘違いしている、このことは事実です。これは錯覚ではありますが紛れもない事実です。神は人間になりきってこの夢物語を堪能しているのです。夢物語は夢ですから全ては幻想ですがこの体験は事実です、神はこの体験を経験することで再び神に戻るのです。

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