若さに執着する自我のメカニズム

見た目に執着する自我

見た目に自身がある人は見た目に執着します、見た目に自身のアイデンティティーを重ねることで自我が見た目に同一化するのです。本来であれなただの生命現象、ただの存在の顕れでしかない人間の体に自我ががっつり同一化、しがみ付きを行うことでそこに執着します。分離など全くない世界にがっつりした分離が起こるのです。問題がこの人間の見た目はやがて衰えるということです、しがみ付いた先のこの体は時間と共に衰えていくのでそれはそのままその方、その自我の苦しみになるのです。

化粧品がこれだけ高く売れるのは必然

化粧品がこれだけ高く売れる理由は見た目にしがみつく自我にとっては当然のこと、お金で見た目を買えるのならばお安いことです。健康美容商品や、健康美容医療、医療商品がこの世から決してなくならない、むしろ増え続けるのはこのような理由です。若くて勢いがあったときの自身の見た目、容姿にしがみつきそれをアイデンティティーにする自我のメカニズムは多発します。

見た目、健康美を維持するために無我に入る

見た目、健康美を目指すことが悪いことでは全くありません。生涯健康で美しあることは素晴らしいことです。ですからそこに執着するのではなくそこを目指すことで無我に入ればいいのです。健康のためにトレーニングをする、美味しい食事を作る、マッサージをする、、、その行為を通じて無我に入っていきます。そこに集中することで至福に至ります、そこに無心で入り込むことで悟りに入るのです。そうすればもうその先にある健康、美容、容姿に執着することがなくなります。もうそこには渇望や意固地、苦悩はなくなります、なぜならばそこを目指すことで既に至福に至っているからです。

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