自我の嘘を見破ってなぜ自我に固執できるか

自我とは完全に虚構

この世界に存在するものは全て幻です、現れては消えていく幻です。現れている時のみ幻想化し消えれば何もなくなります。ですからこの体もこの思考もこの感情も常に現れては消えていくのです。そしてこの体の中に存在すると言われている自我も例外ではありません。これは幻想です。あるという感覚が起こった時のみ現れ忘れ去られているときは消えています。

ところが、、、、

この社会では自我を正式に実在している存在と認めていて、、これも幻ですが、、自我には責任が重くのしかかっています。その証拠に何か犯罪を起こせばその動機を確認されつまりコントロール能力があるという前提で話が進むのです。だからこそこの幻の自我は、、永続する連続する存在という想定でこの社会は成り立っているのです。ところが実際には自我は起きたり消えたりを繰り返す非連続性であることも間違いないのです。

自我の嘘を見破ると

自我はこの現象界に存在しますんで自我は100%幻想です。そのことを完全に理解できてきますと、、もう自我に固執するという発想が起きにくくなります。絶対に存在すると信じて生きてきたにも関わらずそうじゃなかったという大どんでん返しは価値観がひっくり返る事件です。ですが自我を信じて生きている人々のメカニズムも理解できていますから社会的には問題は起きないのです。

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