しなければならないことは無い

人間は食べなくてはならない?

覚者が話す「すべきことはない」とはどういう意味でしょうか??人間として生まれたからには「食べなくてはならない」「寝なくてはならない」「そのために働かなくては」ではないか?違います、人の中にどのような思考が湧こうとそれは根源から湧き出しているのです、「働かなくては」という思考が湧いているだけです、寝なくてはが湧いているだけです、、、全員が全員そうだから人間は何かしなくてはならない、、がデフォルトになっただけなのです。しなければならない、、などの思考とは関係なく人は動きが湧き上がってきます。現象化します、現実化します、それがこの現実世界です。

では人間は何をして生きるのか?

答えは簡単、ただ湧き上がるままに動くしかできません、ただ湧き上がるままに思考するしかありません。そこに自己というアイデアは何も関与できないのです。自己、自分というアイデア、発想はこの「自分の体」を通じて湧き上がる行動、思考を何一つコントロールしてこなかったしこれからもすることはないのです。生まれてこの方経験しか起きていないし、これからもそうなのです。この独自の経験を全体、根源が回収しているだけです。

現象がこれからも湧き続け、感覚が起き続け、思考が湧き続ける

見かけ上、人は生まれてきて死ぬまで、、、現象が湧き続け、感覚が起き続け、思考が湧き続けるが起き続けます。見かけ上のこの体も現象として変化を続け、見かけ上この体も老いていきます。現象の中の何かが見かけ上のこの体に話しかけた時だけこの体の中に自分が居るかのように演じ、また全体に戻ります。全体とはこの現象そのもであり、音であり、香りでありこの体です。全体とは見かけ上話しかけて誰かであり、その声であり、その表情です。

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