自分が居なければ苦しむことはできない

なぜ野生動物は苦しむことができないのか???

野生動物は孤独感、悲壮感、怒り、苦しみを感じることができません、彼らはそれらの感情思考を感じる術がないのです。なぜか???自分という自我が芽生えていないからです、自分が居るという思考が湧いていないからです。これがないとなぜ喜怒哀楽が湧かないのか??それは攻撃されても罵られても個人というアイデアがなければ反応できないのです。何かを盗まれた時に自分のお金という思考がなければ怒ることができません。ただお金が無くなったでは怒りが湧きようがないのです。

人間の脳は進化し自分を作り上げた

人間の脳は進化し野生動物とは全く別次元の活動を始めました。それが思考活動です、この思考活動が自我を形成し自分の餌、自分の土地、自分の獲物、自分の寝床、自分の領地、自分の縄張りを強化していったのです。これは自己生存保存能力最大の強化になりました、、ところがこの自己は、、、他者からの侵略に対して過剰に反応します、、これが全苦しみの元です。自己保存能力強化と引き換えに苦しみを作り上げたのです。

この事実をただ認識する

この事実を認識しますと、、、怒り、むかつき、悲しみ、孤独が湧いてこなくなります。なぜならばこの感情、思考は自己強化戦略の副作用に過ぎないからです。本当は自分など存在しない、戦略上作り上げた方が良かっただけ、だからこそこの喜怒哀楽の感情に振り回される必要がないのです。戦略的に自己を作り上げ結果人間という種族はこの地球上で繁栄した、だがこの自己は他者からの侵略(攻撃、批判、中傷誹謗)に過剰に反応する、、結果人生が苦しくなるというメカニズムです。

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