思考は思考を使う方向に導く

思考の策略を見破る

思考は思考を使う方向に全部導こうとします。問題が全部なくなってしまったら思考は用無しになってしまいます。ですから常に問題点をあぶり出しかき集め、そしてその解決のために思考はフル回転をするという自作自演を延々と続けていきます。すべてを問題化しそれを思考フル回転で解消しようとする、ですがそもそも問題などはなく自分で問題視しているだけですからこの自作自演は絶対に終わることがありません。唯一の解決方法はこの策略を見破ること、これだけです。

問題を作るためには自分が必要

この世に自分が居なければ問題など起きません、雨が降ろうと、石油の値段が上がっても、不景気になっても、、自分が居なかったらどうでもいい話です。ですので先ず自分というモノが居るという大きなる勘違いがどうしても必要になります。そこで思考はこの思考こそがあなたなのだ、この思考を所有している偉大な存在が「あなた」だと騙します。今湧いているこの思考こそがあなたが生きている証拠だと騙します。まんまと騙されて誕生したのがこの「自分」なのです。自分はそのため大変不安定です、そもそも居ないのですから。こんなに不安定で実在しない「自分」を維持発展させるためには常に思考フル回転でいる必要があるのです。思考が無くなってしまったら自分が居なくなってしまうからです。

自分を維持していくために問題は起こり続ける

なぜそんなことで悩んでいるのか?なぜ殺人してしまうまでこんなことで悩んだのか???他人のことならそんなことは頻繁に起こります。ですが自分ごとになるとそうはいかない、、、なぜならば全てを問題化しなければ自分を維持できないからです。問題が起こるから思考がフル回転になり自分が維持できるのです。起こる現象のほとんどを問題化したいのは自分自身なのです。この世から問題がなくなって困る張本人はこの自分なのです。自分がそもそも無い、この思考を自分と勘違いして生きているのだから思考が湧くきっかけを常に常に求めているのです。

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