お箸を持ち上げる

ただこれだけで

「自由意思」がないことをこの例え話で一瞬で理解できます。「お箸」を持ち上げます、お箸を持ち上げるには持ち上げる「腕」が必要になります。では腕を上げる動きには何が必要になるか???「脳」です。では脳を起動するには何が必要になるか????「電気信号」です。では「電気信号」を動かすには何が必要になるか????「細胞」です。では「細胞」を動かすには?????何は必要になるか??????この世界では「何か」アクションを起こすにはそのアクションを起こす大元が必要になり、その大元の動きを起こすにはさらにその大元の動きが必要になります。「自分」が自由意志を作り出すには、、「自分が自由意志を作り出す」ための動きが必要になるのです。

つまり

「自分」スタートで「何か」アクションを起こすことは構造上ありえないのです。この世界での自分とは「思考」「行動」「感情」を生み出す存在ということになっていますが、、その『「私」が「生み出す」』動きを起こす動きが必要になるのです。つまり「自分」スタートというのは不可能であり、よって「全部を起こす自分」という役割は嘘です。自我とはつまり嘘なんです。「アクションの根源=自我」という大前提は嘘です。自我も嘘ならば自由意志も嘘なのです。

それでも

それでも「自分がお箸を持ち上げた」という実感が湧くのは、、「自分がお箸を持ち上げた」という実感こそが勝手に起こったからです。100%お箸を持ち上げることを決め持ち上げる行為を起こした「自分」は存在しませんが、、、、「私がお箸を持ち上げた」という感覚が起こりそれが認識されるということは起こり得ます。この感覚が勝手に起こることから、、「自我も自由意志もある」という認識が生まれるのです、勝手に。

悟り

この世界は本当に面白いのです。小学生でも理解できてしまう「自我」の嘘を80億人全員が信じて今暮らしています。法律の全ては「自由意思ありきで制定」されています。社会の人間関係の全ては「自由意思」が前提になっているのです。ところが構造上は100%アクションを起こす「自分」は存在できません。この認識の勘違いを改めることができる時人生が180度変わります。責める自分も居ないし相手も居ない、、反省すべき自分も居なければ相手もいない「加害者」「被害者」がこの世界から消えます。

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