自我の拒絶反応

否定に怯える人々

考えを否定されることに対して極度に怯える人々がいます。これは考え方=自分自身としっかりとなっている方々です。例えば本などで考え方について学ぶことを習慣にしていない人々は自分の考えは経験が確実に支えているわけです。ですからその方にとっての真実そのものですから「考え方」が血と肉レベルになっているのです。その考え方を否定されてしまうとなると、、、自分の内臓を否定されるレベルの感情が湧き出し苦しいわけです、事実として。

感情が湧き上がる

思考観念価値観の否定が、、そのままその人自身の否定になり、、空に閉じこもると、、、、どうなるか????空の中も苦しいわけです、閉じこもったところでそれもまた苦しいとなります。なぜ苦しいのか???「この体この思考この感情が自分」という思考感覚そのものがそのまま「本当の自分は誰だ???」という疑問を起こし、、憤りを感じています。ですから空に閉じこもっても苦しいのです。最終的には空の中が苦しいので外に出ようとする動きが始まります。

否定されても肯定しても苦しい

思考を否定されても苦しく、、思考を肯定されたところで苦しいのです。金メダルを取った選手は出版社から「あなたの考え方」を本にしませんか???とオファーがきます、、まるで自分が本当に認められたような錯覚を感じます。そしてその本が大ヒットします、、そしてこれも自分が大きくなった気がするんです。そして事実自分が大きくなっているんです、なぜならば自分の思考=自分だから。その思考が多くの人に認めらられる=自分が認められるだからです。

ですが

ですがどこまでいっても「自分」とは完全に虚構、嘘、偽りです、、、結果嘘が大きくなることで逆に「苦しい」が湧き出してくるんです。周囲は全くもって嘘とは思っていませんよ、「自分」の奥にある何かがその嘘に気づいているんです。だから周囲から認めらえれば認められるほど、、、同時に「苦しい」が湧くのです。嘘を重ねて大成功した詐欺師が、、夜になると怯えて寝る、、、みたいなことです。

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