この体の奇跡

夢の中で消えないこの存在

この体だけがこの夢の中で一切消えない存在です、この体だけです。それ以外は常に入れ替わり立ち代わりしていきます。何かに没頭している時この体はこの世界から一時的には消えるんですが気づけばこの体は元の場所に収まっています。この体は常にこの夢の中心に居座り続けています。

ただしこの体も夢の一部

ただしこの体もこの夢の一部です、、この体があるように見えているだけです、、画像です。勿論触ればこの体は反応しますし、食べれば味覚を感じます、、ですがこの体が実在するという証拠はありません。どこまでいってもこの体は夢の一部でしかないのです。移りゆく夢の一部としてこの夢に鎮座し続けています。

その中の私

一方この体の中に居ることになっている私は、、忘れてしまえばずっと出てきません。例えば忙しさで忙殺されているときなどしばらくは出てきません。一旦落ち着き我に返った時に「あー今日は私は忙しかったなー」と我に帰るのです。この体がこの夢から消えないから、、この私も存続できているのです。そこら辺が分かってきますと、、覚者がいう「私って本当は居ないんです」という言葉が入ってきます。

私が居るという前提の観念

この体が存続されているから「私が居る」は成り立つのであってこの体がこの夢から消えれば「私は居る」は成り立たないわけです。この私が居るという思考、この思考を前提にした観念は、、そこが崩れますと変わって行きます。常に私は居る、あなたの体にも「あなたが居る」という前提の観念が構築されており、、ここが崩れていきます。するとこの夢は観念が投影された世界ですから見える世界が変わっていくのです。

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