成功者は自由意志をいかに駆使したかを語るが、、

実は自由意志はない

成功者は美談として自身の成功ストーリーを語りたがります。そしてあらゆる場面での自身の判断の優秀さを暗に匂わせるのです、ですが実際には自由意志はありません、ただその体を通じてそのような思考が湧いただけです。湧いてきた思考を自分が作り出したという事実とは異なった思考がさらに湧き出し自我を成立させるのです。ですがこれは事実ではなく本質はそのことを知っているからこそ周囲に成功物語を話まくることで真実であると信じたいのです。

周囲は称賛し認めてくれるが

周囲の人間も自由意志があると信じていますから成功者の美談には耳を傾けその人の判断力を評価します、これによって事実とは異なることが公然の真実であるかのように認識することができるようになるのです。自身の自我と周囲の自我との共同作業によって真実ではないことが真実であるかのようになるのです。こうして我々人間は自我と自由意志の存在を鵜呑みにしていくのです。

自我と自我の共同作業の崩壊

成功者の多くが自身の成功美談を語りたがるのは、、自由意志が真実ではないことを本質的には気づいているからです。だからこそ自我の功績という嘘がいつかバレるのではないかと恐れ慄いているわけです。周囲に自己判断を評価してもらうことで一時的にもこの嘘を嘘と気づかないでいられる、、ただそれだけのことなのです。そして聞いている周囲は自我を信じていますからいつか自分もと夢を描くのです。本当のところは自由意志など存在せずそれを統括する自我も存在しないのです、どこかでこの真実に至るわけですがそれを遠回しにする作業こそが自我の踠きです。

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