色の世界を生きる自我

自我は色の世界でもがく

自我にとって世界とは色です、そうです現象の世界です、、、物が溢れる世界、、名前がついた物だけが登場する世界に生きます。自我には空の存在は理解できません、、なぜならば空を理解してしまったら自我の存在がただの現象であることになってしまうからです、それは断じて受け入れがたいことなのです。自我にとって自我は盤石な存在、決して失われてはいけない存在、唯一無二の存在なのです。

自我は色の世界に居るということは、、、

色の世界に自我が居るとなれば、、、自我は現象です、色も現象です、、、色の中に自我も現象として現れています、、この現象は移り変わる世界、諸行無常の世界ですから、、、自我も同じままではいられません、、常に変化変化が起き続けます、、この体も一瞬一瞬同じままではいられない、、、これがこの色の世界の絶対的ルールです。同じがない、、ただ今ここで現れ続けるのみです。この色の世界で絶対に変わらない存在が居ます、、それはこの色の世界に気づき続ける存在、、空です。気づきの意識です。

気づいている、だから自分が居る

気づいている、、だから自分は居ます、、、違います、、ただ気づいているのです、、、この気づきはこの体の中で起こっているのではないのです。この気づきがこの体に気づいているのです、、この気づき(空)がこの経験に気づいているのです。自分など居なくても、、気づきの意識は常に気づき続けています、、自我に気づいていない時も常に気づき続けています、気づきの意識(空)が。

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