各指は時に親しくなり時にいがみ合う

指の人生は不思議

各指は「自分」という思い込みを持つようになり行動の全てを「自分」が決めていると勘違いします。そしてこの自分に起こる全ての経験を寄せ集めて「自分の人生」とします。本当は時間も空間も一切ないのですが、、この「自分」が自分以外(腕全体)を動くことで空間距離が生まれました、するとA地点からB地点までの距離を歩く時間が生まれたのです。これによって各指は我が人生を作り出します。各指には各指の価値観が形成されますからその価値観を通じて腕全体を眺めるようになります。すると腕には体毛があり、毛穴があり、皮脂がありと、、各々が命ずる名前によって腕が分断されていくのです。その集大成が価値観です。故に各指それぞれが見ている世界は全部異なります。

各指は価値観を共有するが。。。

各指は時に集まっては各価値観を共有したりします、そしてなんとなく表向きは価値観を共有できたります。しかし実際には全く異なった世界を生きていることに変わりはなく詳細の部分では共有できていません。だからこそ恋愛、結婚、職場での人間関係は困難を極めるのです。お互いに分かり合えるはずがないのです、全く違う世界を生きているのですから。

同じ腕を見ているはずなのに

厳密に言えば各指は、腕そのものを見ていません。思考が蓄積されていくことでその思考によって完全分離しているように見える世界(腕)を見ています。ありのままに見えていたら悟っています。もしくは生まれたばかりの赤ちゃんはありのままの全体(腕)を見ています。ですが大人の指は赤ちゃんに思考を徹底的に植え付けオリジナルの世界を構築させてしまうのです。

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