価値観と事実は全く異なる

価値観とはこの人間の独自の体験でのみ成り立つ

価値観というのは事実とは全く異なります。この違いこそが苦しみ、孤独、喪失感、絶望感を生み出します。もっと言えば価値観自体が個人という自分が居るという絶対条件で成り立っています。ですがこれ自体が事実は異なります、個人という全体から分離した存在はいません。ですから個人という人間が体験したことによる価値観は常に苦しみを生み出す源泉になるということになります。

事実は「この世界はたった一つのエネルギーで出来ている」

事実だけを説明すればこの世界はたった一つのエネルギーで形成されていてそのエネルギーが変幻自在で動き回っている。その中に人間という現象が起こり、この人間は独自の進化を遂げ分離世界を構築しているということです。ですが実際には分離は起きるわけがなく分離している錯覚だけが起き続けるということです。この分離体験の総集編が価値観です。大誤解から起こったものが価値観です、この価値観こそが人間に苦しみの感情を湧かせ続けています。

価値観こそは人間を神に戻す道具になる

価値観が事実と同じになるまでこに苦しみは延々に続いていきます。なぜならば勘違いをすればそれは反映されるからです。ということで価値観は変わり続けていきますしその間は苦しみが湧き続けていくのです。価値観から発生する苦しみは人間に気づきのヒントを与え続け自身が実は全体だったという究極の気づきにまで誘います。

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