宇宙全体の動きへの抵抗

自我は宇宙全体の動きに抵抗する

宇宙全体の動きは今ここで起こっています。宇宙全体の動きは現在起こります、この瞬間にです。今ここというのは時間ではなく時間を超越した瞬間、ここというのは空間ではなく空間を超越した瞬間です。思考と同一化した宇宙全体は脳の中の過去や未来を行ったり来たりすることで全体の動き、宇宙全体の動きと調和できなくなります。この人間だけが時間の中に住うことで今というこの瞬間からタイミングがズレていきます。宇宙全体の進化の動きから外れていく、、、これが人間の苦しみです。人間は思考を持ち過去や未来の中で思考をグルグルと回転させるようになりそのことでこの瞬間から乖離していきます。全体のリズムから外れた行動を取るようになり苦しみが湧いてきます。

自我の抵抗も遊びの一つ

だからと言ってそのことが悪いわけではありません。脳内の記憶の中を宇宙の全存在が行ったり来たりするのは面白い遊びです。それをすることで全体との乖離が起きそれは苦しみ負の感情を生み出しますがそれすらも遊びの一つです。ですがその遊びに疲れ果てたならば脳内の思考トリップから離れ無心、無我に入ることを心がけましょう。無心、無我に入れば自然と宇宙全体の動きと調和していきます。無心、無我がそのリズムを教えてくれます。苦しいという感情は自我が全体から抵抗をしている時に自我から発生するのです。宇宙全体の中で人間が宇宙のリズムと外れた動きを取る時苦しみが自然と湧いてきます。

思考と同一化し一生懸命将来を不安視すればするほど宇宙全体のリズムから外れていく

宇宙全体が人間の思考と同一化し、、そこにフォーカスした時、、脳内の記憶を辿りこれからの将来を憂うようになります。過去にはあんな酷いことがあった、だから将来はもっと酷いことが起きるに違いない、、、この状態は今と完全に分離した状態です、今にあって今に意識がないのです。今起こっている宇宙全体の動きから完全に外れた行動を取っていることになります。この宇宙全体とのギャップこそが苦しみを生み出します、、この事実を理解するようになると脳内の思考をフル回転して将来を憂うことがバカらしくなります。なぜならばその行為そのものが苦しみを生み出しているからです。

(Visited 6 times, 1 visits today)