夢の中の安定は至福とは何も関係がない

夢の中で安定をもぎ取っても退屈なだけ

毎晩見る夢の中で主人公(私)がアラブの王様と結婚し究極の安定を手にしたとしましょう。その瞬間は歓喜が襲ってくるかもしれません。ですが次の瞬間にはもしかしたら退屈が襲ってくるかもしれませんし、第二夫人、第三夫人との争い、言語問題、暑さ問題が襲ってくるかもしれません。少なくともその後の展開は至福しかない、永遠の至福を手に入れて終了。とはならないはずです。恐らくはあらゆる展開に移りながら次の問題を片付けていくでしょう。夢の中でしかもアラブの王様と結婚してもです。

一方リアリティーでは

一方このリアルな世界で一生の安泰を得た人はどうなるか?例えば資産家と結婚した女性の離婚率は低いのか?正確な数字は分かりませんが10パーセント近くの人は離婚しているはずです。それはなぜか?浮気、価値観のそ相違、嫁姑問題、、などあらゆる要素はあるにせよ、、、資産家と結婚=永遠の至福達成とはなりません。なぜか?このリアルな世界では自分がいるというこの大前提が不足感を発揮するからです。この体の中に自分がいるというこの大前提が分離感、孤独感、不足感を湧き起こします。資産家との結婚、安定がこの不足感を解消し続けれるわけがなく、そうならば離婚は起きません。

夢の中もリアルな世界も安定が至福には至らせない

毎晩見る夢の中も、このリアルな世界も安定が人間の不足感発生を抑えることはできません。宝くじで3億円当たれば一生の安定をある程度満たしてくれあとは倹約生活を続ければそれで済みます。もしも安定が不足感を補ってくれるならばそこからの散財は皆無なはず。ですが実際にはほとんどの当選者は何年後かに破産します。要は3億円が不足感を満たしてくれなかったわけです。それどころかいくら散在しても全く不足感は消えない、、結果破産です。多くの方は言うでしょう、当選者は金銭感覚が狂ったのだと、、、そうではありません、お金を使っても不足感が癒えないから使い続けただけです。

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