セルフイメージ

例えばある親が子供に、、、私にはニューヨークのビルがあって、、私が死んだらそのビルはあなたに譲るわ、、という嘘の情報を子供に伝えて育てるとしましょう。その子供はビルの所有者であることを自覚しながら生きていくことになります。ビルの所有者だから勉強は必要ない、働く必要もない、美人のパートーが居て当然、周囲も私を大切にして当然というセルフイメージを作り上げていきます。これが自我です。外部情報によって作られた概念、イメージが自我です。セルフイメージによって起こる思考、感情も変わっていくのです。

嘘がバレる

20歳の誕生日にそれが嘘であったことが発覚しました。するとそのセルフイメージは大きく大きく変わります。ビルの所有者であったはずが、、何も資産がないただの男だったと。セルフイメージは失墜します、湧いてくる思考、感情も大きく変わるのです。これが自我です。その音自体は実は何も変わっていなにも関わらず外部情報によって大きく大きく変わるのです。

ビルの所有者時代

ビルの所有者と思い込んでいた時代と、、それが嘘であると気づいた時代、、、どちらが幸福であったでしょうか???多くの方は、、ビルの所有者時代に決まっていると思うでしょう、、違うんです。セルフイメージが大きければ大きいほど、リアリティはあればあるほど、、人は苦しいのです。ビルが実は無かったと気づいた時点では奈落の底に落ちますが、、そのあとは実はセルフイメージが縮小し、、穏やかになります。

セルフイメージ

セルフイメージとは嘘です。外部から与えられてた情報によって作られた嘘がセルフイメージです。このセルフイメージを信じれば信じるほどに、、、苦しくなります。本当の自分は、、、大いなる存在であり、、セルフイメージではないのですから、、自己が分離すればするほどに苦しくなるのです。

幻を幻と見抜く

セルフイメージをセルフイメージと見抜きますと、、、もう自我を信じることができなくなります。自我とはイメージであり実態はないのです。ですからこのイメージが周囲からどう思われようと、、イメージが変わり続ける以外にないのです。もともとがイメージであり、、これからもイメージです。イメージが幸福になる?????あるわけがないのです。

(Visited 2 times, 1 visits today)