イメージとイメージの人間関係

こういう人に違いない

私たちが言う人間関係とはイメージとイメージの関わり合いです。ある体に対してこの人は「こういう人だろう」というイメージを持ち、、そのイメージとこの私という「イメージ」が交流します。そして相手もまたこの体に対してイメージを持ちそのイメージに対して相手の私「イメージ」が交流しているのです。そこには四つのイメージが確実に存在しコンタクトが生まれます。

イメージとは違った

人間関係の交流が深まるのはお互い同士の「私」というイメージが描く相手のイメージが「私」にとって好ましいイメージだった時に、、、深くなっていきます。ところが実際にはそれはイメージであって、、、そのイメージ通りの言動が続くわけがないので、、深まっては薄れていくのです。この体、あの体を通じて起こる言動は実は勝手に起きているものであって、、、誰にもコントロール不能にも関わらず「私」「相手」はこれをコントロロールできると信じているので、、そのコントロールできているはずの「人格」を信用するのです。ですが実際にはコントロールできる「何か」は存在しないことからこれは多くの場合上手くいかないのです。

良いイメージ

結婚などはお互いがお互いに良いイメージを持つから成立するわけですが、、実際にはお互いをコントロールできる「何か」は存在しないので、、、予想に反して相手の行動が「私」の好みでなくなった時にトラブルになります。もしくは好みの行動を見かけ上の相手が起こし続けても、、、「私」の不足感を相手が補ってくれないという事態(頻繁に起こる)が起こることで、、その責任を相手に擦り付けるという行為が起こり破綻に進みます。

欲求不満をお互いが補えるわけがない

私という存在、この感覚こそが欲求不満を作りだす大きな原因ではありますが、、そのことをお互いが知るわけがないので、、、この欲求不満をお互いがお互いにぶつけるわけです。。。この絶対に解消できない欲求不満を双方が補えるわけがなく、、、これによって人間関係は終了に向かうのです。

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