脳の進化を止めない

時代遅れのお坊さんが悟りを語っても

人間は進化の途上で苦しみを感じるようになりました、これは進化ゆえにもたらした不幸です。ですから「欲を捨てよ」の大合唱で古代人のような生活を提唱しても多くの人には全く届かないのです、進化の途上で苦しんでいるのならばさらなる進化で苦しみを克服するしかないのです。そのためには事実をよりしっかりと把握するしかありません。何が起きているかを追求するしかないのです。

自己保存強化のために

人間の体だけが脳が異常に発達し自己を形成しました、この自己こそが体保持許可を起こしたのです。縄張りの強化です。縄張りは自己保存において最強ですが同時に縄張りを犯す存在に対し過剰に反応してしまうという副作用を起こしました。この副作用で人は苦しみ尽くしているのです。自分の家、自分の家庭、自分の会社、自分の車、自分の評価、自分のプライド、、、この縄張り過剰意識こそが苦しみを生み出します。本来この縄張り(自己)はアイデアであってどこまでいっても思考の域を出ないのです。

そこを俯瞰する

自己保存強化のために生み出された発明品(自分)を否定しても脳の進化に抗うだけです。そうではなくこの事実を俯瞰するしかありません、事実を肯定する事実を絶対肯定し副作用を徐々に減らしていくのが進化です。思考は根元から生み出され続けこれをコントロール術がないこと、自己という思考も根源からの現れでありこれも根源のアートであること、根源からの現れでないものはこの世には存在しないこと、、、縄張り意識は大切だかがそこで苦しむのは滑稽であること、、ここを事実として認識していきます。

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