悟りへの欲求が無くならない理由

みんなどこかで気づいている

みんなどこかで気づいています、この世界に生きている限り本当の幸福には出会えないということを。どんな目標を達成してもどんな夢を叶えてもどんな称賛を得ても絶対にそれでは満たされないことを知っています。頭で考えて足を知るを実践しよう、欲張った生活をやめようと心がけてもそれで満たされることはない、、、私たちは本当の幸福にいつか出会えるのだろうか?と思うのです。

ストーリーの世界には至福はない

私が居る、これを認識しながら至福に至ることは絶対にありません。私が居る世界には至福はない、、ここは幻想の世界、妄想の世界、、息苦しい世界なのです。全員が息苦しいのですから争いは絶えず、競争も絶えない、奪いの世界、餓鬼畜生界になってしまうのです。もしも苦しみから解放されるには解脱しかない、、解脱とは「自分が居る」という記憶が抜け落ちることです。

先ずは無間地獄を理解する

どこまで幸福を追いかけても至福には絶対に至らないということを先ずは理解することがこの地獄を緩和する一つの方法です。このストーリーの中でこれを追いかけても幸福を手に入れるのは「自分」ですから難しい。この自分は記憶が作り出した思考であり幻想、実態がないのです。ですからこの自分を幸せにすることは不可能なのです。この自分が幻想であることを見破りこの自分に振り回されないようにする、この自分の幸福探しに付き合わないことが重要です。

自分の幸福探しはキリがない

自分の幸福探しは地獄の始まり、この自分を幸福にさせようと頑張れば頑張るほどに地獄に入り込んでいきます。この自分を幸福にしようと頑張ってもちっとも幸福にならない、むしろ苦しくなっていく、、なぜならばこの自分は実在しないからです。実在しない自分を幸福にしようなど不可能なのです。この自分が嘘であることに気づき五感を開いていきます。自分を作り出す思考主体の世界から五感という根源の世界を開くことで根源に近づきます。

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