八方塞がりは分離錯覚脱却のチャンス

八方塞がりは実はチャンス

八方塞がり、、、こんな状況には死んでもなりたくない、、、これは人間の思考からでてくる考えです。思考はこの「自分」を存続させるるため、この分離錯覚システムを維持するために構築されていますからシステムの崩壊危機をなんとしても避けたいわけです。ですから八方塞がりになりそうな状況に近づきもしません。最初からそのような状況になる可能性があることを事前に感知し近づきません。逆にいえば自我、思考が嫌がることとはこのシステムを崩壊させるチャンスを秘めているのです。

八方塞がりで自我が消える

自我の最大の特徴はこの自分というシステムを維持することになります。ところがこの自分が八方塞がりのピンチに陥った時にはどうしていいか分かりません。思考をフル回転しても逃げ道がないような状況に追い込まれたならば思考は機能を失います、思考することを止めるのです。するとどうなるか?思考がなくなれば自分、自我は維持できませんからいきなり無我になるのです、分離錯覚が終わるのです。突然自分が消え失せ宇宙全体に戻ります、そこは歓喜、平和、安堵の世界です。そして宇宙全体が主導権を握り分離した体ではなく全体の一部として思考が再び活躍し危機を突破するのです。この体験をしてしまった自我は最初は何が起きたか理解できませんが徐々にこの感覚を思い出します。

自我が消えると分離が消え宇宙全体としてに起こりがある

火事場のクソ力が良い例ですがあの瞬間に自分というシステムは完全に崩壊し分離錯覚が消え失せます。全体の中にただ体、思考、感情があるだけ宇宙のアートの中にこれまでの「自分」が存在することになります。普段では絶対に乗り越えらえないような危機をある種簡単に乗り越えてしまうのです。火事の後自我は再び主導権を取り戻し分離錯覚が戻りますがこの経験を忘れはしません。そして分離錯覚が外れた状態、自我が抜け落ちた時の平和な感覚を再び憧れるようになります。事故による奇跡の目覚め体験です。

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