思考が湧いてくると自我は安心する

なぜならば思考が自我の栄養分だから

自分とはこの思考のことです、大いなる一つがこの思考を自分と勘違いしてこの自分ゲームはスタートしました。ですから思考が湧いていないと自分が居ないことになります。思考が湧いている時だけ自分が居ます、思考が湧いていないと自分が居ないのです。自分がいつもいつも居る人は常に苦しみを味わっています。なぜならばこの自分の存在は大いなる存在という本来の自分ではないからです。本来の自分で1日のほとんどを過ごさない時人は人生を苦しいと感じます。なんとかしてこの自分を味わわないように家族を作ったり趣味を作ったりと常に何かしらの対象を外に作りそこに向き合うことで自分を忘れないように大いなる一つは工夫します。一人で部屋にじっとして居れば延々と思考のループがめぐり人は苦しみの中で過ごすことになるのです。

自分は存在していたい

自分というこの存在は大いなる存在にとって大変重要な存在にはあります。ですがこの自分という状態で居続けるのはとにかく疲れますからあの手この手を使って疲弊しないように工夫します。子供がゲームばかりをやりたがるのはゲーム中は思考が止まり無我になることで楽だからです。子供はゲームという武器を手に入れたらなかなか手放さないのは楽しいというだけではありません、苦しみが湧いてこないからです。ここに既に答えはあるのです。仕事がなぜ苦しいと言えば思考が止まるほどに集中できないからです、面白くないから。ですから思考が止まるほどに集中できる仕事を見つけてしまえばそれで終わり、そこからは無我でずっと居れます。ですがここでも注意点が、自我は思考がない状態で居続けると消滅してしまいますからなんとかして問題を生み出して無我から主導権を奪いにかかるのです。

自分はいいが周囲に問題がある

自分自身は無我に入れることで平和を手に入れることができた。だが周囲はそうでないから問題ばかりを作ってくる、これが第二の試練です。このまま無我の状態のままで居れば自我は消滅してしまいますからなんとかして主導権を奪い返したい、、こうなります。すると簡単な手口が、、、無我に入れない人間を見つけ出して問題化するということです。周囲に無我に入れない人間を探し出し問題視してそこから思考フルスロットルを作るのです。こうして自我は存続を図るということです。

優秀な社長が部下を問題視する

多くの場合社長になれるような人は仕事に集中することで無我に入り込める人です。集中できなければ結果など出ないですから当然これをできます。このまま行ってしまえば自我は消滅します、このため自我は次の手口を考えるのです、「部下に問題がある」このパターンを無理くり作り出すのです。自我は自身の存続のために周囲に問題がある人を無理くり作り出すことでその解決に思考をつかわせるのです。これで自我は延命措置に成功します。自分自身の中に問題がなくなってしまった人には周囲を問題化させて自我は存続を図っていくのです。

イチローはこのパターンに陥った

シアトル・マリナーズ時代のイチローでは活躍後周囲との人間関係がおかしくなっていきました、フロントに対する不満、チームメイトに対する不満を頻繁に話すようになりました。本来であれば自分自身があれだけ活躍できているのだから問題は特にないはず、、自身の存在自体がチームを引っ張っているに違いないからです。ですがそれでは自我は消え去ってしまいます。問題が何もないからです。ここで自我は周囲を問題視することで存続を図るのです、周囲の人間が何もわかっていないという判断を下しそこに注視することで思考フルスロットルを無理くり作り出します。そして周囲は周囲で自我との格闘があり思うようにいくわけがないのでそこから苦しむことができるのです。

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