分離が起きる奇跡

自分とは自らが分かれること

自分という言葉は凄い言葉です。自分=自らが分かれる、、、どこから分かれるのか?全体からです。自分とは全体から分かれた状態のことです。分かれるということは分かれる前があるわけで分かれる前は全体だけがあるということです。我々は自分の人生を生きているつもりですが自分とは全体から分かれた状態のことであり自分も幻想でありだからこそ人生も幻想を土台に作られます。幻想の自分をかき集めたものを人生と呼んでいます。実際は全体だけがただありそこには自分も人生もあるわけがありません、ただしこの自分体験は確実にあります、幻想として。

全体から勝手に分離しストーリー化する面白さ

人間とは全体から勝手に分離した自分というものがいるという勘違いからスタートします。脳が発達することで自分と自分以外というアイデアを作り出しました。そしてこの分離した自分が体験することを全部合わせて自分の人生と呼ぶようになります。脳が記憶機能を持つことでこの分離した自分が独立した存在であることを証明しているように見せてくれます。ですがあくまでこれは全体の一部が勝手に分離していると勘違い勘違いを記憶し続けた結果でしかありません。ただしこの分離活動、分離部は自分の家、自分の食料、自分の衣服とこの分離体の存続に成功します。全体の中に勝手に「我あり」という存在が現れ勝手にその記憶をかき集めて人生と宣うようになりました。面白い事件です。

それでも全体は全体でしかない

全体の中に分離していると錯覚している自分という存在がいようといまいと全体には何も関係がなく今もただ全体だけがあります。全体は分離したと錯覚する自分という存在が勝手に「我が人生悔いなし」と宣おうと何も関係がなく全体はあり続けます。自分は全体に影響を与えているつもりかもしれませんが全体があり続けるという意味では何も関係がありません。そしてこの分離した自分が死んでもただそこに全体があるだけです。何もなかったようにそれでも全体は全体であり続けます。

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