非二元を二元の言葉で説明する矛盾

言葉とは二元の世界

言葉は二元の世界を表すツールです、この言葉で非二元を表現するのは実は矛盾があります。二元の世界とはつまり分離の世界です。非二元とはその分離が嘘、間違い、勘違いであるという世界です。全くもって真逆の世界なのです。ですが言葉は分離世界のツールですからこのツールで非二元(非分離)を証明するという矛盾にぶち当たるのです。

言葉こそが二元を作り出した

二元性の世界にあるのが言葉ではなく言葉こそが二元の世界を作り出しました。もしも人類が言葉を使っていなければ今現在も非二元の世界に人類は住んでいます。つまり人類は言葉を覚え活用することで二元の世界(幻想)を作り出し、、その幻想に住うという荒技を生み出したのです。ところがこの二元の世界は分離緊張の世界でもあり、、、これが苦しいので、、、本当は非二元(非分離)だ!!!と言い出したのです。そしてそれは真実です。

一生懸命言葉(分離ツール)で非二元を説明する滑稽さ

わざわざ言葉で二元(分離)の世界を作り出し、、文明を進化させてきた人類が、、この世界に住っていれば真の幸福には至れないと気づき、、今言葉(分離ツール)を用いて本当はこの世界は非二元なんだ、分離していないんだと説いています。皮肉にも分離を作り出した道具を用いて今度は分離は錯覚だと説いているのです。ですがこれは退化ではなく進化です。人類は分離世界を一旦作り出し、、次はそれを超越しようとしているのです。分離が悪いということではなく、、分離を作り出した故の苦しみを、、、今終わらせようとする次のステージに人類が進もうとしてるわけです。

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