浮かび上がる思考を「自分」と思う間違い

思考を自分と思うことで

我々は浮かび上がる「思考」を自分と勘違いする傾向があります。次々に湧いてくる思考をこそを自分と捉えることでエンドレスに湧き続ける思考に対し未警戒であるのです。実際には思考はただ湧いてくる現象に過ぎずこれが自分なのではないのです。ですが実際には思考が湧くことで「自分」が出現したと勘違いしそのことに無自覚なのです。

本当の自分とは

本当の自分とは思考に気づくスクリーン、スペースです。今からマックに行こう!!!この思考に気づくスクリーン、スペースこそが自分自身です。「今からマックに行こう!」という思考が自分なのではなくそれに気づく存在こそが自分自身なのです。究極を言えば湧いてくる思考を含む現象の全ても自分自身ではあるのですが、、人間は湧いてくる「思考」こそを自分自身と勘違いし偽りの自分「思考中毒」に陥るのです。

頭が良い人ほど、、、

頭が良い、思考の回転が早い人ほど、、、この思考こそを自分自身と勘違いする傾向が強く思考中毒。偽りの自分中毒にお陥ります。空いている時間常に思考を回転させ、、自分(偽り)の存在を確認し続けるのです。ですがこれは自分ではなくただの思考に過ぎないのです、、この思考を自分と勘違いすればするほどに本当の自分(スクリーン、スペース)を自分自身とする感覚を忘れるために苦しくなるのです。

偽りの自分自身(思考)の保存法則

思考は自分自身ではありません、ところがこの湧いてくる思考こそを自分自身と勘違いしますと、、、思考に意識が向きこれを保持しようとするために思考がさらに湧き続けるという現象が起きます。思考し続けることに意識が向き続け偽りの自己を保持し続けようとするのです。結果思考中毒になっていきます。偽りの自分(思考)が拡大すればするほどに本当の自分(スクリーン、スペース)は忘れ去られ、、思考に伴う感情に支配されていくのです。

思考の内容は感情を生み出す

思考こそが私だ、、この思考が、、分離感、孤独感という感情を生み出します。思考こそが自分だという思考は体に跳ね返り孤独感、分離感という感情を生み出すのです。この感情が苦しいためなんとかしてこの感情を解消しようと思考を沸き続けさせ解決しようとします、、ところが湧けば湧くほどに偽りの自己は大きくなり、、その思考こそがさらなる分離感、孤独感を起こすという悪循環を起こすのです。

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