思考に優劣はない

素晴らしい思考など存在しない

あの人の考え方は素晴らしい、あの人の考え方は幼稚である、、、考え方を所有するその人は存在せずそれゆえ考えとはただ根源から湧き続けるもの以上のものではありません。それゆえ固定化された考え方などあるはずもなくただある考えがある人を通じて湧き上がっていきます。何かを成し遂げた人は自分の考え方は素晴らしいのだとそこから「自分」を誇らしく思うという考えに縛られていくのですがこれはもう苦しみの入り口としか言いようがありません、なぜならばその自分も思考であり思考の世界に没入していきます。

本当の幸福は思考が湧かない瞬間

本当の幸福は思考が湧いていない瞬間、自分など忘れてしまっている瞬間、五感に浸っている瞬間(音楽、食事、会話、仕事、芸術、自然)です、五感で感じる事実に向き合っている時は思考が入り込む隙間がなくそこには根源、至福があります。ここに触れれば触れるほどに思考が自然と湧きあがらなくなっていきます。事実は思考とは何も関係がなくただ湧きあがりますから思考に振り回されるメリットは皆無です。

シナリオが淡々と続く

事実、現象はただ淡々と起こっていきます、ここに自己という存在、自己を前提とした意向など全く無意味、無介入、無力です。個人はただ起き上がる現象を都合よく切り抜いて個人のストーリーに仕立て上げるのですがそのストーリーを信じる限り苦しみが湧き続けます。実際には個人とは全く関係なく事実が起こり続けていきます。学校の入学、退学、転校、入社、転職、結婚、子育て、、、、全て個人の意思とは何も関係なく起き続けていきます。

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